不安と力み 不安と力み

「不安と力み」~人間はネガティブにできてるかも

ココロとカラダの綱引き状態 ココロとカラダの綱引き状態

私たちの中にいつも存在する2つの力

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ちょっと自分の頭の中の会話を覗いてみましょう(笑)。
そこには、日ごろ私たちが陥りやすい思考のパターンがあることに気付きませんか?それは上のイラストのような「不安」と「力み」の綱引き状態です。

例えば、結婚式のスピーチ。

名前を呼ばれたら立って、マイクまで歩いて、お辞儀して、準備してきたことをしゃべるだけでいい。どの能力も既にちゃんと備わっていますし、誰も見てないところで一人でやれば楽にできるものです(笑)。なのに、本番を前にすると「不安」という名のささやきが聞こえてきます。

  • 「失敗したらどうしよう
  • 「ウケなかったらどうしよう

この不安を抱いたままでリラックスできないと、「上手くしゃべんなきゃ!」と力んでしまい、手足が揃ったまま歩いたり、自信がなく背筋が丸まったり、笑顔がガチガチになったり、かんだり、真っ白になったり

この、「上手くやんなきゃ!」と力みまくっている状態は、言い換えれば「アクセル」と「ブレーキ」を同時に踏んでいるようなものです。仕事でも恋愛でもスポーツでも同様に、「前にも後にも進めない緊張状態」では、そもそもできることでも上手くいかず、そこにハマるといよいよ力んでしまうわけです。こうして苦手意識や自己嫌悪に陥ってしまうと、一人ではなかなか抜け出せなくなってしまいます。

こうした負のスパイラルに入ってしまうのは、私たちの脳に「綱引き状態」をつくり出す仕組みがあるからです。

Point 知らぬ間に「綱引き状態」に陥って、力んでしまっていませんか? 知らぬ間に「綱引き状態」に陥って、力んでしまっていませんか?

綱引き状態をつくってしまう古い脳 VS 新しい脳

脳の仕組み「大脳新皮質(知性・理性)」「大脳旧皮質(快・不快)」「脳幹」

実は、私たち人間の脳は、そもそも「綱引き状態」をつくるようにできています。

難しくならないようにシンプルに説明すると、右図のように人間の脳は、人類の進化とともに発達してきた「新皮質」と、それ以前から機能している「旧皮質」、そして自律神経を通してカラダのすべてをコントロールしている「脳幹」の3つの層から成り立っています。

「新皮質」は知性や理性をつかさどる大人なおせっかいな脳、「旧皮質」は本能をつかさどるわがままでダダっ子な子供の脳と考えてみてもいいでしょう(笑)。

例えば、疲れが溜まっている朝。目覚めたときはこんな綱引きがなされます。

よく漫画やアニメで、天使と悪魔が耳元で対話をするシーンがありますよね?あれは私たちの頭の中で本当に起こっているのです。そして、その対話から生まれる葛藤を「ストレス」と言います。

この対話が長く続くと、ストレスは脳幹から自律神経に影響を及ぼし、自律神経失調症やうつ、パニックなどを引き起こしてしまうのです。

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